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“関塚魂継承”3発逆転!谷口V弾

[ 2008年4月27日 06:00 ]

<川崎F・柏>後半、決勝ゴールを決め吠える川崎F・谷口(左はジュニーニョ)

 【川崎F3―2柏】“関塚魂”を胸に戦った川崎Fイレブンが逆転勝利に涙した。決勝点はU―23日本代表候補のMF谷口。2―2で迎えた後半40分、DF井川のミドルシュートをGKがはじいたところを「雨でGKがはじくと思っていたので狙っていた」と右足で叩き込んだ。関塚前監督から「気持ちをプレーで表現できる」と評価されていた男は「監督がいつも言っていた“勝つ強い気持ち”を心に秘めてやった」と興奮していた。

 24日に関塚前監督が不整脈のため辞任。試合前にはサポーター約8000人が寄せ書きした横断幕が掲げられ、大型ビジョンには過去の映像と前監督からのメッセージが流れた。前半は劣勢で、コーチから昇格した高畠新監督は「何で0―2やねん!」と関西弁で激怒。日本代表MF中村が「あれで目が覚めた」と言うように、後半は選手たちの動きが変わった。

 「この勝利を関塚監督に贈りたい」。リーグ初勝利を挙げた高畠監督は笑顔を見せた。場内に流れた関塚前監督のメッセージは「フロンターレのサッカーは続いていきます」。“関塚魂”を受け継ぎ、高畠体制による新しい戦いが始まった。

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2008年4月27日のニュース