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大久保2発!神戸がG大阪に競り勝つ

[ 2008年4月27日 18:45 ]

<神戸・G大阪>前半39分、ヘディングで先制ゴールを決める神戸・大久保(左)

 【神戸2―1G大阪】神戸が大久保の2得点で競り勝った。前半39分に左クロスを頭で先制し、1―1の後半12分には右足で豪快に決勝点を決めた。G大阪はバレーのゴールで一度は追いついたが、運動量が豊富な神戸に得意のパスワークを封じられた。

 ≪まさしくエースの仕事!≫神戸の松田監督は「まさしくエースの仕事」と手放しで称え、G大阪の西野監督は「警戒していたが、その上をいかれた」と認めた。神戸の頼れる主将、大久保が2ゴールの活躍で不調だったチームをリーグ戦5試合ぶりの勝利に導いた。
 まずは前半39分、古賀の左クロスに両脚でジャンプ。高い打点でボールを叩きつけ、お手本のようなヘディングで均衡を破った。
 そして決勝点は1―1の後半12分。ボッティの縦パスをG大阪の中沢と競り合うと、こぼれた球にすぐに反応。一瞬のスピードで山口をかわすと、右足を振り抜いた。「ああいうゴールはあんまり決めたことがないんで、うれしい」と喜びを爆発させた。
 3月15日の川崎戦以来のゴール。昨季から神戸に加入した大久保が得点した公式戦は、これで12勝2分けの“不敗神話”も続いている。
 この日は2月に手術した右ひざに大きなサポーターを巻いて臨んだが、本人によると「全然、大丈夫」。観戦した日本代表の岡田監督にも強烈な印象を残したに違いない。

 ≪G大阪がJ1で勝てない…≫G大阪が6試合ぶりの黒星。神戸の球際の激しい守備に苦しむ場面が目立ち、西野監督は「なかなかテンポが上がらず、厳しい試合になるなという感じで見ていた」と淡々と振り返った。
 前半の失点はマークの甘さを突かれ、後半の決勝点は大久保の個人技にやられた。守備を統率した山口は「原因ははっきりしている」と厳しい口調で指摘した。
 アジア・チャンピオンズリーグでは引き分けの後に3連勝と好調だが、対照的にJ1では3試合勝ちなし。遠藤は「引きずってもしょうがない」と話した。

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2008年4月27日のニュース