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浮上!反町ジャパンVSアルゼンチン!

[ 2008年4月8日 06:00 ]

U―19の練習試合を観戦したU―23反町監督

 7月の五輪壮行試合で、U―23日本代表が五輪連覇を目指すU―23アルゼンチン代表と対戦する可能性が高くなった。壮行試合は、なでしこジャパンと同日同会場で行われることが決まっているが、日本協会はさらに対戦相手も同じ国にする計画を推進中。男女とも出場権を獲得しているのは日本以外に3カ国あるが、アルゼンチンが最有力候補となっている。

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 予想以上の強豪が五輪前哨戦の相手として浮上した。7月24日に神戸、同27日に国立で行われる五輪壮行試合に関して、日本協会の田嶋専務理事は7日、「男女とも同じカードにすることも考えている」と明かした。現時点で北京五輪のアベック出場を決めているのは、日本以外では中国、アルゼンチン、ニュージーランドだけ。その中で筆頭候補としてピックアップされたのがアルゼンチンだ。
 U―23日本代表の反町監督は今後の対戦国について「できればアルゼンチンと対戦したい」と熱望。6月に欧州遠征を予定していたアルゼンチンとは、トゥーロン国際大会(5月20~29日、フランス)終了後に強化試合を組みたい意向も示していた。こうした現場の強い要望を受け、日本協会が壮行試合での対戦に向けて準備に入った。
 アルゼンチンは04年アテネ五輪の覇者。FWテベス(現マンチェスターU)が8ゴールで得点王に輝き、守備陣は1次リーグから全6試合を無失点に抑えるなど、圧倒的な強さを見せて金メダルを獲得した。世代は変わっても世界No・1の呼び声が高く、ボカ・ジュニアーズのMFリケルメ、リバプールのMFマスケラーノらがオーバーエージ枠で出場することも内定している。
 北京五輪の組み合わせ抽選会は今月20日に中国で行われ、日本とアルゼンチンが同組となるケースもある。田嶋専務理事は「動くのは組み合わせが決まってから」と準備段階であることを強調したが、アルゼンチンからすれば中国と気候が似ている日本で直前のキャンプを張れるのは好都合。抽選で別組になれば対戦が実現する可能性は高い。日本にとっては本番を前に世界トップの実力を体感できる最高の壮行試合となる。

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2008年4月8日のニュース