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野球、ラグビーに続き…早大日本一

[ 2008年1月13日 18:20 ]

11度目の優勝を果たし、笑顔で記念写真に納まる早大イレブン。手前右端は最優秀選手の兵藤、左奥は大榎監督

 サッカーの全日本大学選手権最終日は13日、東京・国立競技場で決勝を行い、早大が2―0で法大に勝って13大会ぶりの優勝を果たした。早大は野球や前日のラグビーに続いての大学日本一となった。優勝回数は11で、自校の持つ最多記録を更新した。

 早大は後半5分、右から持ち込んだ松本怜のパスを主将の兵藤が決めて先制。6分後にCKから追加点を奪うと、その後は法大の反撃をかわして逃げ切った。最優秀選手には兵藤が選ばれた。
 同会場で行われた全日本大学女子選手権決勝は日体大が大体大に3―1で勝って前回大会決勝の雪辱を果たし、3大会ぶり12度目の大学日本一になった。
 
 <指揮官もらい泣き>久しぶりの頂点に、早大の喜びが爆発した。「最後にこんな素晴らしい結果が出た」と主将の兵藤。大榎監督は選手の感涙にもらい泣きした。
 法大を効率よく下した。後半5分、MF松本怜の速攻から兵藤が右足で決め、6分後にはセットプレーから追加点。反撃に苦しんだが「シュートミスに助けられた」(同監督)と、運も味方につけた。
 大榎監督が就任した2004年、早大は関東大学リーグ2部のさらに下の東京都大学リーグにいた。階段を1段ずつ上がった4年間。ことしからJ1清水の指導者になる同監督は「出来過ぎ。こんなハッピーエンドとは」と相好を崩した。
 スポーツの盛んな大学で「肩身の狭い思いをしてきた」と振り返る。前日、ラグビー部が凱歌を歌った国立競技場に、この日はサッカー部の歓声が響いた。

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2008年1月13日のニュース