【皐月賞】コスモキュランダ軽快!“モレイラの魔法”馬なりで余力十分ラスト1F11秒9

[ 2024年4月11日 05:27 ]

ウッドチップコース、併せ馬で追い切るコスモキュランダ(左)(撮影・郡司修)
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 来日いきなりの桜花賞V。その巧腕ぶりを見せつけたモレイラが、新コンビを組むコスモキュランダとWコースで初コンタクト。ゆったりと我慢の利いたフットワークでソニックロプロス(3歳未勝利)を2馬身追走。直線内から馬なりで併入した。余力十分に5F68秒6~1F11秒9を計時。鞍上は「いいフィーリング。跳びが大きい馬でスタミナもありそう」とうなずいた。

 状態面も右肩上がりで上昇中だ。3日の1週前追いはいっぱいに追われて6F80秒2~1F11秒7。加藤士師は「先週は体に刺激を入れるという意味でびっしりやっておいたので、今週は疲れを残さずジョッキーに感触をつかんでもらえるようにやりました」と納得の表情を浮かべた。

 前走の弥生賞ディープインパクト記念は中団に構えると、3角で一気に2番手まで浮上。直線半ばで先頭に立ち、そのまま押し切った。良馬場ながら水分を含んだ軟らかい馬場でレースレコード1分59秒8をマーク。「いい勝ち方をしているし、仕上がりもいいと感じている。中山の直線は長くないが、大きな跳びなので長い脚を使ってスムーズな競馬ができれば」とモレイラ。当日のレースプランについて師は「どちらかというと器用ではなくスタートもそんなに速くない。臨機応変に判断して乗ってもらえたら」と名手に全権委任の構えだ。

 人馬とも勢いに乗って挑む牡馬クラシック1冠目。「G1で連勝できたら夢のような結果。一生懸命頑張ります」とモレイラ。コスモキュランダにとっては05年の祖父ディープインパクト、17年の父アルアインに続く史上初の父子3代制覇も懸かる一戦。頼もしい名手が偉業達成へエスコートする。

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