【前橋競輪　F2ナイター　2日目10R】作戦ズバリの原大智が快勝「捲りやすかった」

好回転の捲りで押し切った原大智
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　＜前橋2日目10R＞

　18年平昌五輪のフリースタイルスキー・モーグル男子で銅メダルを獲得し、その後に競輪選手へ転向した原大智（27＝宮城）が好回転の捲りを決めた。

　「作戦通りでバッチリだった」と原。三分戦の攻防だったが、別線の機動型に脚を使わせるのが作戦の一つで「どれだけ枠元（一葵）君を苦しめてから前に出させるか考えていた」と中団でレースの流れをうまく支配。枠元が先手を奪い返すと「捲りやすかった」とラスト1周5番手から鋭い踏み出しでグイグイ加速して快勝した。

　原をマークして2着の金澤幸司は「原君は作戦で話していた通りに走っていた。オリンピアンは頭がいい」と絶賛。3場所ぶりの決勝進出となった原は「1番車でライン3車も大きかった」と勝因を付け加えた。

　昨年5月に前橋で完全優勝しており、当地連続優勝が見えてきた原。「バンクの得意不得意はあまりないけど、前橋は完全Vがいい思い出。これで最近の悪い流れを変えたい」と気持ちを高めていた。