【中山金杯】20歳佐々木大輔 エミューと勝利宣言 重賞制覇で初笑いだ!

[ 2024年1月5日 05:24 ]

重賞初制覇を誓った佐々木大輔騎手(撮影・郡司 修)
Photo By スポニチ

 昨年68勝を挙げ、リーディング12位(関東4位)にジャンプアップした佐々木大輔(20=美浦・菊川)。年末のホープフルSではG1初騎乗も果たし、着実に経験値も上げている。デビュー3年目の24年は年始から中山金杯(エミュー)、フェアリーS(ティンク)に騎乗。重賞初制覇を狙っている。

 インザモーメントとのコンビで挑んだ初G1は8着。佐々木は「普段のレースとは全然違いました。めちゃくちゃ緊張した。発走地点がホームストレッチだったこともあって、ファンの歓声も凄く聞こえたし、ゲート裏でゾクゾクしました」と振り返った。同期の角田河や今村が1年目の12月に経験したG1初騎乗を、1年遅れで経験した。

 素質が開花したのは昨夏の函館だった。18勝を挙げ開催リーディングを獲得。そこで名を上げて関東だけでなく関西からも騎乗依頼が来るようになった。「函館が一番大きな転機だったことは間違いないです。函館に行っていなかったらこんなに勝てていなかった」と佐々木。通算勝利数は77勝で同期のトップに立った。

 次に期待されるのは重賞制覇。これまで9度騎乗して札幌2歳Sの4着が最高だ。中山金杯で騎乗するエミューには、12月20日の2週前追いに騎乗しコンタクトを取った。「1回乗っただけなので良くは分からないですけど、荒れた今の馬場はいいと思います」とジャッジ。フェアリーSのティンクは先週、今週と2週続けて騎乗。「先週より素軽くなっている。牝馬の割に体が大きくてパワーがある」とこちらもチャンス十分だ。

 元日は群馬・榛名神社に初詣。「今年の目標をお願いしました。内容は秘密です」と笑ったが、最後には「中山金杯で重賞初勝利します」と力強く言い切った。20歳の若武者が新春から暴れ回る。

続きを表示

この記事のフォト

「2023 天皇賞(春)」特集記事

「青葉賞」特集記事

2024年1月5日のニュース