【からつ・G1全日本王者決定戦】山田 地元で2度目のG1制覇!2M差し返しで完全復活の一年

[ 2022年12月10日 05:00 ]

地元周年初制覇を決め喜ぶ山田
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 ボートレースからつ・G1「全日本王者決定戦・開設69周年記念」の優勝戦が9日、第12Rで行われ、2Mで先行していた磯部誠と深川真二を追い抜いた1号艇で地元の山田康二(34=佐賀)が、18年12月からつダイヤモンドカップ以来となるG1・2度目の優勝を決めた。地元の深川が2着、3着には磯部が入線した。

 スタート展示の進入から先に動いたのが湯川で2コース。本番も同じく先に湯川が動いたが、深川がすかさず前に艇を入れ込み2コースを主張。154/236の進入になった。コンマ03のトップスタートで攻めた4カドの渡辺だったが、インの山田が抵抗。そこをすかさず捲り差してきた大外の磯部が突き抜けたように見えた。だが、冷静に差してバックで伸ばす深川が磯部に追いつく勢い、2Mで内を突く。両者がやり合う中、2艇を差し返した山田が逆転。その後も深川が粘り込むが、2周1Mを先マイした山田が振り切った。

 激戦を制した山田は「うれしいの一言と(深川)真二さん、ありがとうございます」と同支部の大先輩の2Mでの競り合いがなければモノにできなかったG1・2Vに感謝の言葉を述べた。

 3期前はB級に陥落したが、今年は7月江戸川G2モーターボート大賞に、今回の地元周年初制覇で今年7Vと完全に勢いを取り戻した。「峰竜太さんに続けるように頑張ります」と佐賀のスーパースターを目標とすることをファンにアピール。来年の目標はもちろんSG制覇だ。

 【次走】優勝した山田康二は15日からの鳴門一般戦で和田兼輔、井内将太郎、河野大らと優勝を争う。渡辺和将は15日からの桐生一般戦で作間章、斉藤仁、金子拓矢らが出場。益田啓司は23年1月10日からの芦屋スポニチ金杯で森永淳、川上剛、峰竜太らが参戦。湯川浩司は24日からの宮島一般戦で松井繁、中島孝平、前田将太らと相まみえる。深川真二は13日からの大村SGグランプリシリーズで篠崎仁志、中島孝平、太田和美らが相手。磯部誠は13日からの大村SGグランプリで馬場貴也、山口剛、片岡雅裕、原田幸哉、深谷知博ら強豪とVを競う。

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2022年12月10日のニュース