【向日町・G3開設記念】脇本 パーフェクト連覇、競輪祭からGP照準

[ 2022年9月28日 04:50 ]

向日町記念を制しトロフィーを掲げる脇本
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 向日町記念決勝は27日行われ、脇本雄太(33=福井・94期)が悠々と逃げ切り完全優勝で連覇を達成。6月の松戸ナイターG3以来となる通算11度目のG3優勝を決めた。

 レースは清水―桑原―筒井―小倉―坂井―成田―小原―脇本―稲川で周回を重ねる。残り2周で中団の坂井は車間を空けて盛んに脇本をけん制する。後方に置かれた脇本だが、覚悟を決めて打鐘前2角からスパート。打鐘で清水を叩いて一気に先頭に立つ。脇本のカカリは抜群で、3番手清水、7番手坂井は仕掛けられず。終始1本棒のままで逃げ切りを決め、しっかり続いた稲川が2着。

 「坂井君が行くのをちゅうちょしたので、あそこは自分が行くしかないと」と振り返った脇本。「お世話になっている稲川さんと2人で決めるために決勝は少しでも強気に行こうと。脚の感触の方はともかく、気持ちの面でいい方向に行ったのは良かったと思う」と話した。

 前回の共同通信社杯で連勝記録は21でストップしてしまったが、この完全Vで改めて強さをアピール。今後は今年最後のG1となる競輪祭からグランプリを目指す戦いが待っている。「いったん、共同通信社杯からの疲れを取って次のG1へ向けて仕上げていきたい」とグランプリを照準に王道を突き進む。

 《次走》優勝した脇本は松山記念(10月13~16日)、2着の稲川は豊橋F1(同3~5日)、3着の桑原は防府F1(同2~4日)へ。

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2022年9月28日のニュース