【スプリンターズS】メイケイエール“獅子舞”から進化 武英師「去年とは何もかも違う」

[ 2022年9月28日 11:55 ]

池添謙一騎手を背にCウッドを単走で追い切るメイケイエール
Photo By スポニチ

 G1・スプリンターズS(中山芝1200メートル)を10月2日に控え、メイケイエール(牝4)を送り出す武英師が28日、共同会見に臨んだ。

 ――前走を振り返って
 「道中かかることもなかったし、完璧に近いレースかなと思う」

 ――折り合い面のイメージが覆った
 「この子がデビューして2年間やってきたことが少しずつ実になってきた」

 ――取り組みで印象に残っていること
 「たくさんあったし、考えられることを全てやってきた。強い馬具を使うことに抵抗がありながら、4歳迎えるまで使えなかった。4歳になって使い出していい方向に向かいだした」

 ――体の成長は
 「体高がすごく高い馬でスラっと見える馬体だけど、実がつまってきて馬体を見る限りは本格化してきた感じはある」

 ――前走からの調整
 「終わった後も過去のレースよりもテンション高くなったりとか、そういうのもなく穏やか。先週予定より速くなったけど、特に問題なかったし、いい感じできている」

 ――1週前は坂路で49秒台
 「素晴らしい動きだなと思った。以前はかかるのを抑えにいった時は上に逃げるような、頭を振るような、よく“獅子舞”と言われていた。だいぶ実がつまってトモがパンとしてきたので、かかり方も少し変わってきたのかな。最後のブレも少なくなってきた。調教でもゾワっとする動きをしている」

 ――獅子舞が進む方へ
 「そうなるようにいろいろやってきた」

 ――最終追い切りはウッドチップ
 「中2週ということもあるし、先週負荷かけたのもあって、追い切りをしなくてもいいレベルだった。ジョッキーに感触確かめてもらうくらい。やることがなくてゆっくりでいいですよ、くらいの指示しかなかった」

 ――十分仕上がった
 「今日は最後まで持ったままでフィニッシュしてくださいと要望出して、その通り。12秒切るくらいかと思ったけど、時計を見てビックリした」

 ――今年の期待は
 「去年は桜花賞でひどい競馬でその後、1戦挟んだけど思ったような走りができず。(昨年のスプリンターズSは)不安ばかりのレースだったけど、負けたけど能力はあるなと再確認できたレースだった。この1年、1戦1戦成長していい感じで過ごしてきている。去年とは何もかも違う」

 ――レースのイメージは
 「どこからでも来いって感じはしている。やることが今ないので、部屋の掃除でもして穏やかに過ごそうと思っている」

 ――人馬のコンビネーションは
 「ジョッキーも難しい馬が得意。今回もひと言、ふた言しか話していないけど、いいと思ってくれている」

 ――ファンへ
 「厩舎として取りたいのもあるけど、この馬をG1馬にしたい気持ちがすごい強い。いい結果が出るように頑張りたい」

続きを表示

2022年9月28日のニュース