【凱旋門賞】シャンティイ調教コースは壮大そのもの 基本砂で調教、芝で心拍UP

[ 2022年9月28日 05:30 ]

雨が降りしきる中、シャンティイの調教施設を説明するルシアン・コルベール氏
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 月曜日の午後はシャンティイの調教施設を見学した。案内役はシャンティイ競馬場と調教場の副場長を兼ねるルシアン・コルベール氏。女性記者から「すごくイケメン」という声が上がったので、写真に登場を願った。

 一番見てみたかったリオンの坂路は壮大だった。4キロに及び、真っすぐに砂の道が広がる。7%の勾配。4キロを駆け上がることはなく、前後半などに分けて使用される。コルベール氏は「こちらの調教はダートが基本。その後で芝で1、2回スピードを上げて、心拍数を上げてレースに向かいます」と説明した。

 その後にエーグルの芝コースを見学。東京ドーム17個分にあたる、80ヘクタールを誇る。果てしなく広がる草原のように思える。円形で25コースを取れる。学生時代に陸上部だったので、ここで走れれば気持ちいいだろうな。こんな野趣に富んだ場所で調教できれば、馬は強くなるだろうと感じた。(シャンティイ・小林 篤尚)

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2022年9月28日のニュース