【名古屋・G2共同通信杯】奥井 ティアラC制した、念願のビッグ初V

[ 2022年9月20日 05:00 ]

ビッグ初制覇を達成し、笑顔の奥井
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 ガールズケイリン10周年記念レース「ティアラカップ」は第11Rで行われ、奥井迪(40=東京・106期)が逃げ切って優勝。賞金210万円を獲得した。

 先行一本で奮闘してきた奥井が念願の初タイトルを奪取した。レースは台風の影響で荒天候の中、前受けからレースを進めた奥井がペース駆け。児玉碧衣、梶田舞の仕掛けを封じて末良く押し切ってVを決めた。

 「風が強かったので前を取って自分のペースで行こうと思った。風が吹いたのも自分にとってプラスになった。(児玉)碧衣ちゃんを合わせる練習をしてきたので良かった」と強風を味方にして、打倒・児玉を成し遂げた。今回は同期である小林優香の欠場で繰り上がり出場になってのV。「前回のオールスターも小林さんの繰り上がり。106期が少なくなったので存在感を見せたかった」と同期の思いを力に変えての栄冠となった。

 この優勝で賞金ランキングも1位に急浮上。「(ランキングが)落ちてきたところなので、自分としては大きい。まだ足りないところはあるので、競輪祭に向けて練習したい」と勝利の余韻もつかの間、11月グランプリトライアル、年末の大一番へ向けてさらに進化を続けていく。

 ◇奥井 迪(おくい・ふみ)1981年(昭56)12月19日生まれ、北海道札幌市出身の40歳。早大卒。通算成績は740戦480勝。通算取得賞金は1億2029万円。主な優勝はティアラカップ(22年)。1メートル67、69キロ。血液型O。

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