【名古屋・G2共同通信杯】井上 充実・荒井が浅井を差す、吉岡 先行争いを山田庸捲る

[ 2022年9月16日 05:00 ]

鬼脚・井上茂徳とF1・吉岡稔真コラム「最強ライントーク」
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 【鬼脚・井上茂徳、F1・吉岡稔真の「最強ライントーク」】

 井上 名古屋で共同通信社杯開幕。名古屋はビッグ開催も多くファンの方々もタイムが出る高速バンクのイメージが強いでしょう。

 吉岡 共同通信社杯はG2で優勝してもGPの権利はない。しかし優勝賞金(2581万円)で分かるように賞金獲得額でのGP出場を左右する大事な大会。

 井上 初日はオール一次予選。自動番組といえ20連勝中の脇本が登場する12R、11Rの松浦、10Rの平原、9Rの郡司と後半戦は実力者が人気に応えそうだ。

 吉岡 共同通信社杯は若手の登竜門の印象。その中でも最大の注目はG2初出場の中野(慎詞)です。中野は1月デビュー以来30連勝の記録を樹立した。

 井上 ナショナルチームの中野は外国選手の踏み方を身につけている。何度も踏み直せる力があり、ギアの踏み方も考慮している。

 吉岡 中野のG2初レースは7R。ここは自動番組ならではの激戦区になり見応えのある一戦になる。先行に迷いがない菊池がライン3車、そして石原もいる。激しい流れは必至だ。

 井上 中野は連勝が止まり肩の力が抜けて挑戦者として臨める。それでも別線の菊池と石原は強敵。中でも早期卒業生の先輩・菊池の先行意欲は強いと思う。

 吉岡 僕は若手の踏み合いを(山田)庸平が捲り、(中川)誠一郎との争い<5>=<7>。菊池が駆けたケースは番手の吉田拓から<3>=<5>。仮に山田が不発でも誠一郎が伸びる<7>=<3>押さえ。

 井上 私は菊池の先手とみて番手の吉田拓が◎。吉田拓に続く黒沢との<3>=<6>から入る。捲りで迫る庸平との<3>=<5>。庸平はGPを狙える位置(獲得賞金額8位=15日時点)にいる。

 吉岡 4Rも自動番組ならではのメンバー。犬伏の後ろが清水と南で競りになる。脚力的には清水だが位置取りの厳しさは南が上。

 井上 南がしぶといだけに清水も相当に脚力をロスする。両者共倒れもあり“特急犬伏”の独り旅もある。犬伏から薄めに要注意だ。

 吉岡 清水と南が競る展開を考慮すると動ける山賀の追い上げ<2><4>がある。(井上)昌己への<2><9>、そして南後位の神田へ<2><1>も。

 井上 2Rは今年の充実ぶりからGPを狙える位置(獲得賞金額13位)にいる荒井が軸。吉田有と野口の先行争いを浅井が捲り、荒井が差す<7><1>、<7><3>。

 吉岡 9Rは郡司がいるが北津留を狙う。西武園オールスターの落車はあったが近況のスピードは抜群。山下へ<1><2>と郡司へ<1><7>。

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