【京成杯AH】ベレヌス　西村淳が渡仏前に大仕事だ！

　【東西ドキュメント・栗東＝7日】京成杯AHは中山の芝マイル戦で開幕カードとあって絶好の馬場は逃げ・先行馬を後押しする傾向だ。すなわち前走の中京記念を逃げ切ったベレヌスが大きなアドバンテージを握っているのは間違いない。

　追い切りは坂路単走で4F56秒0～1F12秒2。「しまいだけの指示。前走はピークに近いところまで持っていったので維持する形」と内容に触れた杉山晴師は「前走はジョッキーがうまくエスコートしてくれた。西村騎手と人馬一体に近づいた」と鞍上を高評価。

　その西村淳は先週、閉幕した小倉で年間のリーディングに輝いたばかり。加えてレース翌日の12日には渡仏し、単身で自身3度目となる海外競馬に参戦する。菱田は西村淳をイジるのが好きで「凱旋門賞を3度も“生観戦”だけした日本人騎手はいない」と水を向けると案の定「そろそろ騎乗依頼ないかな。あるんちゃう？」と調子のいいことを口にして笑わせてくれる。渡仏前の大仕事に話が戻ると「サマーマイルの王者になるには1着条件。やりまっせ」と。やはりこの男は元気印の表現が似合う。