福永師&矢野絶賛!新馬戦快勝のボヌールバローズ光る将来性

[ 2022年8月19日 05:00 ]

14日の新馬戦を快勝したボヌールバローズ
Photo By スポニチ

 【大いに気になる】

 「今年うちの厩舎で一番期待している馬だから」。福永師はボヌールバローズ(牝、父ヘニーヒューズ)の快勝ゴールを見届け、そう言って表情を緩ませた。

 14日の大井2R新馬戦(1400メートル、6頭)。単勝140円の圧倒的支持を受けてゲートを飛び出した。二の脚の速さを見せてスッと先頭に立つと、鞍上は手綱を抑え、折り合いを付けてマイペースに持ち込む。1馬身のリードを保ったまま迎えた直線でも絶好の手応え。ステッキを入れて追いすがる後続勢を尻目にゴーサインを出したのは残り150メートル過ぎ。それも手綱をサッとしごいただけ。後はゴールまで持ったまま。差は1馬身3/4だったが着差以上の強さを見せつけた。

 「えっ、牝馬だったの?」と驚きを隠せなかったのが手綱を取った矢野。「精神面がどっしりして大人びていたので牝馬と感じさせない。背中の感じが凄くいいし、緩さがあるのでこれから先もっと良くなる」と将来性に太鼓判を押した。言葉を引き取った福永師も「筋肉量が多いし、それに柔らかい。凄くいい馬体をしている。この父の子は燃えやすい性格の子が多いので、そこに気をつけて成長させたい」と先を見据える。伸びしろたっぷりの勝ちっぷりで名刺を切ったデビュー戦。記者もまだ追いかけ続けるつもりだ。

続きを表示

2022年8月19日のニュース