【宝塚記念】グロリアムンディ 8カ月ぶり芝挑戦、大久保師「今ならという興味が凄くある」

[ 2022年6月22日 05:30 ]

坂路でキャンター調整するグロリアムンディ
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 ダートで覚醒を遂げたグロリアムンディが春のグランプリに挑戦する。初ダートとなった昨年12月の1勝クラスから、4連勝でオープンV。前走・アンタレスSで連勝はストップしたが、勝ち馬オメガパフュームに0秒1差の2着と、見せ場をつくった。ダート界の新星として注目を集めていただけに、ここでの芝参戦はファンも驚くサプライズ。大久保師は「重賞を勝っていない馬が宝塚記念に出走することは、かなりの冒険ですが、オーナーさんと話し合った結果、挑戦してみようと。この冒険をさせてくれるオーナーさんに感謝です」と心境を語った。

 約8カ月ぶりの芝だが、適性は証明済み。20年10月の京都芝2000メートルで初陣Vを飾ると、その後も若駒S3着、すみれS2着などオープンで上位争いを演じた。阪神芝2200メートルは2着が2回ある。師は「デビュー当初は芝で走っていたし、いい素質は持っている。ダートに転じてから背腰が丈夫になった。当時とは体つきが違うし、今ならという興味が凄くある」と期待を寄せた。グロリアムンディ、ディープボンドを送り込む大久保厩舎。2頭出しは人気薄を狙え、古くから伝わる格言を覚えておきたい。

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2022年6月22日のニュース