【安田記念】ソングライン雪辱のG1初制覇! 鞍上・池添も感無量「林厩舎で一緒にG1獲りたかった」

[ 2022年6月5日 15:44 ]

G1・安田記念 ( 2022年6月5日    東京競馬場 芝1600メートル )

<東京11R>安田記念を制した池添騎乗のソングライン(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 春の東京G1・5連戦を締めくくる最強マイラー決定戦「第72回安田記念」は、4番人気のソングライン(牝4=林)がG1初制覇。2着に終わった昨年のNHKマイルC(G1)で敗れたシュネルマイスター(牡4=手塚)に雪辱を果たし“春のマイル王”となった。

 レースは“大混戦”となった最後の直線、ソングラインが外から伸びて2番人気の2着シュネルマイスターにクビ差競り勝ち1位入線。3着には8番人気のサリオスが入り、1番人気のイルーシヴパンサーは8着に敗れた。

 勝ったソングラインは父キズナ、母ルミナスパレード(母の父シンボリクリスエス)の血統。通算成績は11戦5勝。JRA重賞は昨年の富士S(G2)に続き通算2勝目。海外重賞は前々走の1351ターフスプリント(G3・サウジアラビア)で優勝。

 牝馬の安田記念制覇はグレード制を導入した84年以降で20年グランアレグリア以来、6頭目の快挙。前走・ヴィクトリアM(G1)5着から巻き返し、G1タイトルを獲得。同世代のライバルへのリベンジにも成功した。

 鞍上の池添はJRA・G1通算27勝目。安田記念は20年グランアレグリア以来の2勝目。管理する林師は、これが記念すべきJRA・G1初制覇となった。

 ◆池添 いやもう…何とか、この馬でG1タイトルを!と思っていました。ソングラインと林厩舎で一緒にG1を獲るということだけを考えて騎乗しました。中2週というキツイローテーションだったんですけど、ソングラインがその気持ちにしっかり応えてくれてうれしいです。今日も本当によく頑張ってくれたと思います。

 ▽安田記念 ダービー創設などに尽力した日本中央競馬会の初代理事長・安田伊左衛門氏の功績を称え、51年に「安田賞」として創設。東京芝1600メートルは当初から。58年、同氏の死去によりレース名は「安田記念」に改称、84年にG1昇格。春の最強マイラー決定戦として定着している。今年は同氏の生誕150周年記念。

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月5日のニュース