×

【オークス】上がり3F最速馬が強いレース!切れ者ルージュエヴァイユ魅力

[ 2022年5月18日 05:30 ]

ルージュエヴァイユ(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 予想の重要ファクターである展開を、さまざまな角度から検証する春のG1企画「展開王~前か後ろか」。3歳牝馬の頂点を決める「第83回優駿牝馬(オークス)」の初回は「上がり3F」に注目する。遅れてきた切れ者ルージュエヴァイユが、桜花賞組をまとめてなで切る可能性は――。

 歴史は繰り返す。オークスは毎年、展開が類似するのが特徴。出走馬の大半を占める桜花賞組は一気4Fの距離延長。そのほとんどが初体験となる2400メートルのペースに対応できず、前がかりになって脚がたまらない。体力を温存できた馬が4角~直線で一気に浮上。過去10年で上がり3F1位(タイ含む)の馬が【7・3・1・2】。勝率53・8%、複勝率84・6%と圧倒的な成績を残す。

 前走で上がり3F最速だった馬が4連勝中。この時点で今年のメンバーではアートハウス、コントディヴェール(抽選対象)、サークルオブライフ、ルージュエヴァイユの4頭まで絞られる。この中で18~20年の勝ち馬と同様に一度も上がり最速を譲ったことがない平均上がり順位1・0位の“切れ者”はルージュエヴァイユのみ。

 新馬戦は矢のような伸びでG前強襲。続くデイジー賞は前残りの流れの中、ただ一頭大外から飛んできた。進路を確保できなかったフローラS(5着)も不完全燃焼ながら剛脚は披露。それぞれ上がり3F2位の馬を0秒2、0秒6、0秒3上回る際立つ脚を使っており単なる上がり最速ではないことを強調しておく。

 当初からオークス一本に絞ったローテーションも好感。黒岩師は「操縦性がいいので距離延長は心配していない。前走は2000メートルの府中で脚を使えた点で収穫のあるレースだった」と手応えをつかんでいる。開幕週とあって極端な前残りになりやすいフローラSでルージュエヴァイユ同様に差し損ねて、女王への道が途絶えた“幻のオークス馬”は多数いた。出走ボーダーが例年より低く、収得賞金900万円でも抽選なしで出走できる同馬は強運の持ち主といえる。

 対戦するたびに順位が入れ替わる混迷の3歳牝馬路線。実力伯仲ならば展開利が結果に直結する。樫の乱ペースに巻き込まれない差し馬を買え。それもとびっきりに切れる馬を。オークスの歴史が、そう教えてくれている。

 ▽東京芝2400メートルの特性 オークス、ダービー、ジャパンCと日本を代表するG1が施行される。正面直線の坂を上り切った地点からスタート。初角まで350メートル。スタンドの目の前で先行争いが繰り広げられる。内枠が圧倒的に優勢。向正面で捲る馬はまれ。下りで3角に入り、4角から直線にかけては緩やかに坂を上る。最後の直線距離は525.9メートル。残り460メートルから300メートルにかけて高低差2.1メートルの坂を上れば、ラスト300メートルは平たん。

続きを表示

「CBC賞」特集記事

「ラジオNIKKEI賞」特集記事

2022年5月18日のニュース