【船橋・若潮スプリント】スティールルージュ 4馬身差圧勝で重賞4勝目

[ 2022年5月4日 05:00 ]

 3歳の短距離重賞「第2回若潮スプリント」が3日、船橋競馬場で行われた。2番人気スティールルージュが3コーナーで先頭を奪うと一気に押し切って優勝。4つ目の重賞タイトルを手にした。同馬には「第12回優駿スプリント」(S2、6月28日、大井)と「第12回習志野きらっとスプリント」(S1、7月26日、船橋)への優先出走権が与えられた。

 スタートで後手に回ったが、手綱を押して押して勢いをつけると一気に前へ。内シャインポラリス、外スタースタイルの間に割り込む形で先頭争いに加わった。スターが引いてシャインと併せ馬の形になったが、3コーナーで競り落とすと後は独り旅。直線残り200メートルではセーフティーリード。気合付けの右ステッキが飛んだがゴールでは4馬身差をつけていた。

 張田の代打騎乗となった本橋は「スタートの遅れは馬にカバーしてもらった。強気に乗ろうと思っていたので抑えることなく行ったが最後までしっかり伸びてくれた。そこに底力を感じた」と満足感たっぷりに振り返った。圧倒的な強さを見せつけた牝馬がスプリント路線の新星となった。

 ◆スティールルージュ 父マジェスティックウォリアー 母ディアユリアザミ(母の父ボストンハーバー)牝3歳 船橋・張田京厩舎 馬主・菅野守雄氏 生産者・北海道浦河町のディアレストクラブ 戦績12戦6勝(南関東5戦3勝) 総獲得賞金4184万円。

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2022年5月4日のニュース