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【ドバイターフ】パンサラッサV!逃げて前年覇者ロードノースと大接戦の末同着

[ 2022年3月27日 05:30 ]

ドバイターフのゴール前。パンサラッサ(右)、ロードノース(中央)、ヴァンドギャルド(左)の大接戦となった(AP)
Photo By AP

 ドバイ国際競走が26日、メイダン競馬場で行われた。今年の日本馬は計8レースに過去最多の総勢22頭が出走して大活躍。矢作芳人調教師(61)はG1ドバイターフでパンサラッサが同着V、ゴドルフィンマイルをバスラットレオン、ドバイゴールドカップをステイフーリッシュが制して計3勝を挙げた。シーマクラシックはダービー馬シャフリヤールがV。UAEダービーもクラウンプライドが勝ち、日本馬の実力を存分に示した。

 日本馬3頭がエントリーしたドバイターフ。中距離路線での飛躍を誓う各馬が、それぞれの得意スタイルで世界の強豪たちに挑み、レース史に残るであろう激戦を演じた。ゴール前は内に逃げるパンサラッサ、中に連覇を狙うロードノース、そして直線で鋭く差し伸びてきた外ヴァンドギャルド。勝敗は3頭の首の上げ下げのみだ。長い写真判定の末にパンサラッサとロードノースの同着優勝。吉田豊とデットーリが抱き合って喜びを分かち合った。

 タレントぞろいのトップステーブルから新たな個性派が現れた。今年初戦の中山記念は大逃げで完封。矢作師は「道悪が得意だと思っていたけど、速い馬場で勝てた。フランスを考えていたけど、こういう馬場をこなせればドバイも考えたい」と遠征を決意。見事にVを飾った。

 このドバイターフこそ“世界のYAHAGI”の原点。矢作師は16年、リアルスティールで海外G1初制覇を飾った。当時、師は「ダービーを勝ったよりうれしい。もう言葉にならない」と涙声で喜びを爆発。その後も積極的に海外に挑戦し、昨年はリアルスティールの全妹ラヴズオンリーユーが海外G1・3勝の活躍。日本調教馬で初めてブリーダーズカップ開催(フィリー&メアターフ)を勝ち、北米競馬の年度表彰・エクリプス賞の最優秀芝牝馬にも選出された。そして、この日は離れ業の3勝固め打ち。これまでの全ての歩みが結実した一日となった。

 アドマイヤムーン、ジャスタウェイ、リアルスティール、ヴィブロス、アーモンドアイに続く日本勢6頭目のドバイターフ制覇。日本馬のスピードが世界クラスであることを今年もパンサラッサが証明。今後も逃げてファンを沸かせる。そんな個性派がG1同着というドラマチックなG1初戴冠だ。

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