【秋華賞1週前追い】ソダシ 自己ベスト坂路4F50秒2、須貝師も満足

[ 2021年10月7日 05:30 ]

吉田隼人騎手を背に坂路を単走で追い切るソダシ
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 3歳牝馬3冠の最終戦「第26回秋華賞」(17日、阪神)の1週前追いが東西トレセンで行われた。桜花賞馬のソダシ(須貝)は主戦の吉田隼を背に坂路で4F50秒2の自己ベストをマーク。順調な仕上がりをアピールした。

 ソダシは前で併せ馬を行ったシャウビンダー(2歳新馬)とモロキニムーン(2歳新馬)を目標にして軽快に駆け抜け、抜群の伸びを披露した。この日は時計のかかる馬場ながら、13秒0~12秒5~12秒1~12秒6と好ラップを刻み、全体時計4F50秒2はこの日2番目の好タイムだった。

 この動きには須貝師も満足げだ。「前の2歳を見ながら3、4馬身後ろからという指示。先週もやっているし、イメージ通りの調教ができた。50秒台の時計もそんな無理をしている感じはしなかった」。デビューからコンビを組む鞍上も「いつでも使える状況に仕上がっています。先週やって、さらに上向いている」と好感触を伝えた。

 デビュー6戦目のオークス(8着)で初黒星を喫したが、前走・札幌記念で古馬を撃破し、非凡な能力を改めて示したソダシ。前走後は札幌滞在&栗東で調整され、状態面は申し分ない。ラスト1冠の舞台は距離は違えど2戦2勝の阪神。2000メートルも前走で経験済みで、指揮官は「坂はあるけど坂路でこれだけ時計が出るくらいだからね。リズム良く隼人が競馬をしてくれたら」と不安は感じていない。G1・3勝目へ、手応えは十分だ。

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2021年10月7日のニュース