【仏G2フォワ賞】ディープボンド前哨戦V 凱旋門賞は大混戦模様

[ 2021年9月14日 05:30 ]

 仏G1凱旋門賞(10月3日、パリロンシャン芝2400メートル)が大混戦模様となってきた。同じ舞台で行われた“前哨戦デー”の12日、まずは牝馬G1ヴェルメイユ賞で大本命スノーフォール(牝3=愛A・オブライエン)がまさかの2着敗戦。日本生まれのディープインパクト産駒のG1連勝は3で止まった。続くG2フォワ賞は戦前は伏兵どまりだったディープボンド(牡4=大久保)が鮮やかに逃げ切って海外初戦で重賞3勝目。タフな馬場を苦にしない1馬身半差の快勝で一躍、本番の有力候補に名乗りを上げた。

 この結果を受けて、ブックメーカー各社は凱旋門賞の優勝オッズを大幅に修正。英ウィリアムヒル社はスノーフォールに代わり、11日の愛チャンピオンSで2着だったタルナワを4倍で1番人気に設定した。スノーフォールはニエル賞を回避した英ダービー馬アダイヤーと並ぶ4・5倍、愛チャンピオンSを制したセントマークスバシリカが9倍。ディープボンドは宝塚記念Vから直行するクロノジェネシスと同じ15倍で7番人気タイ。武豊の騎乗候補であるブルーム、ジャパンは現時点では伏兵扱いとなっている。

続きを表示

2021年9月14日のニュース