【中山新馬戦】日本の粋を集めた良血ライリッズ 1週追うごとに良化

[ 2021年9月14日 05:30 ]

Road to 2022

9日、一週前追い切りを行ったライリッズ(手前)
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 日本の粋を集めた良血。中山月曜6R(芝2000メートル)に出走予定のライリッズの血統はロマンにあふれている。先月31日に急死した父ドゥラメンテはアドマイヤグルーヴ、エアグルーヴ、ダイナカールと連なる日本が誇る名牝系出身。14年の桜花賞馬ハープスターも産んだ母ヒストリックスターは2冠牝馬ベガの子だ。

 昨秋時点で400キロに満たなかった馬体は8月時点で470キロまで成長。5月の遅生まれだけにまだまだ成長途上で、宮田師は「1週追うごとに良化しています。一段階ずつですが階段を上がっている感じ」と現状を伝える。気ムラで稽古ではまだ真剣に走っていない面も。9日の1週前追いはWコースで5F69秒2~1F12秒1(馬なり)をマークしたが、追い切り後も「乳酸の値が上がらない」という。裏を返せば、心肺機能の高さの証明でもあり、「積んでいるエンジンは相当なのかも。期待が大きいだけにまだまだですが、いいモノは持っています」と期待を懸けている。

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2021年9月14日のニュース