【アスター賞】ハイアムズビーチ 続・白毛伝説 “いとこ”ソダシに続き無敗で重賞戦線へ

[ 2021年9月10日 05:30 ]

厩舎まわりで運動する白毛馬ハイアムズビーチ
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 白毛伝説の新章開始となるか。中山土曜9Rのアスター賞(2歳1勝クラス)に、シラユキヒメ一族の白毛馬ハイアムズビーチ(牝=萩原)が無傷の2連勝を懸けて出走する。6月のデビュー戦は東京芝1400メートルで快勝。後に連勝でダリア賞を制したベルウッドブラボーなどを鮮やかに差し切った。萩原師は「逃げ馬が2着に残る展開をよく捉えてくれた」と振り返る。

 父は新種牡馬ドレフォン。産駒ジオグリフが札幌2歳Sを制するなど、初年度からブレーク中だ。今年の桜花賞、札幌記念を勝ったソダシとは“いとこ”の間柄。白毛馬のデビュー勝ちは5頭目だが、芝で勝ったのはソダシに続き2頭目。今年に入っての一族の活躍は目覚ましく、ソダシの他にもハヤヤッコが6月のスレイプニルSでオープン3勝目。白毛ではないが鹿毛のメイケイエールもチューリップ賞で重賞3勝目を挙げている。

 8日の最終追いはポリトラックの併せ馬で先着。萩原師は「動きは良かったし、実戦を使って多少なりとも良化した。距離延長と相手関係が鍵になるが、いいスピードを持っている馬。期待に応えられるよう頑張りたい」と意気込む。今年の競馬シーンを席巻中のソダシに続き、無敗のまま重賞戦線に名乗りを上げるか注目だ。

 《ソダシ帰厩》 古馬と初対戦となった先月22日の札幌記念で重賞5勝目を飾った白毛馬ソダシ(牝3=須貝)が9日、栗東トレセンに帰厩した。「去年も札幌を使った後、直接栗東に戻していますからね」と須貝師。昨年は札幌2歳Sを制覇、その後アルテミスSと重賞連勝を決めた。いい形でサマーシリーズを終え、秋の大舞台へ向けて本格的なスタートを切る。

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2021年9月10日のニュース