【新潟新馬戦】レディバランタイン牡馬圧倒!余裕の逃げ切り サトノアラジン産駒中央初勝利

[ 2021年7月26日 05:30 ]

レースを制したレディバランタイン(右端)=撮影・郡司 修
Photo By スポニチ

 スピードの違いが大物感を漂わせる。良血馬がそろった新潟5R(芝1800メートル)は紅一点レディバランタイン(牝=加藤征)が悠々と逃げ切った。サトノアラジン産駒はJRA初勝利。

 好スタートから先行。「2番手でもいいと思っていたが手応えが違っていた。気持ち良く走らせたかった」と、戸崎は先頭へパートナーを誘導。3~4角では後続に5馬身程度の差をつける独り旅となった。新潟の長い直線。後続が直後まで差を詰めたが、そこからが本領発揮。ラスト3Fを11秒4→10秒7→11秒6と33秒7で走りきり、牡馬12頭を相手にしなかった。鞍上は「追い切りで凄く動いていたけど、その通りの競馬だった。スピードがいい」と絶賛だ。

 元々は同日6Rの1400メートルでデビュー予定も、除外となってここへ。加藤征師は「スピード馬だけど、初戦なので1800メートルでも大丈夫だと考えた。こういう気性なので無理に抑えないで先頭へ。ジョッキーと相談した通りのレースになった」とにんまり。「調教から凄く動いていたし、後続に並ばれてからもうひと伸びしてくれると思っていたが想像以上だった」と初陣を制した愛馬を称えた。
 
 今後については「秋に備えることになると思うが、馬の状態、オーナーと相談して決めたい」と師。母ミリオンウィッシーズは凱旋門賞馬バゴの半妹。世界的な名血を受け継ぐ牝馬が、越後から名馬への道を歩み始めた。

続きを表示

2021年7月26日のニュース