【川崎・スパーキングレディーカップ】サルサディオーネが12連勝中の中央馬に一矢報いるか 有力馬を紹介

[ 2021年7月7日 15:00 ]

20年クイーン賞など南関で重賞3勝のサルサディオーネ
Photo By スポニチ

 3歳以上の牝馬による交流GⅢ「第25回スパーキングレディーカップ」(1600メートル、優勝賞金2500万円)は8日、川崎競馬場のスパーキングナイター第11Rでゲートイン。地方馬が1着の場合は10月の牝馬交流GⅡレディスプレリュード(大井)への優先出走権が与えられる。川崎で95、96年エンプレス杯、96、97年川崎記念を制するなど大活躍した女傑ホクトベガ(地方遠征9戦9勝)の功績を称え、「ホクトベガメモリアル」のサブタイトルがつけられている。

 09~11年にラヴェリータが3連覇、昨年はファッショニスタが2連続Vなど、JRA勢が12連勝しているスパーキングレディーC。今年は春の船橋GⅢマリーンCで重賞初挑戦初制覇を決めた5歳テオレーマ(栗東・石坂)が川崎に初登場する。1月に2度目の3勝クラスで勝ち、休み明けで挑んだ前走。道中は7頭立ての6番手につけ、直線鮮やかに2馬身抜け出した。2着は牝馬G1で2着もあるマドラスチェック。牝馬ダート路線で〝新星誕生〟をアピールした。マイルが得意で距離不問、環境の変化も苦にしないタイプ。牝馬GⅢ連勝の可能性十分だ。

 08年トーセンジョウオー(船橋)以来の地方馬Vを狙うのが7歳サルサディオーネ(大井・堀)。昨年は船橋で牝馬GⅢのマリーンCとクイーン賞を完勝。「NARグランプリ2020」の4歳以上最優秀牝馬に輝いた。川崎コース経験も豊富。スパーキングレディーCはJRA所属の19年2着、大井移籍後の20年は3着と馬券圏内に食い込んでいる。前走の交流GⅠかしわ記念8着から巻き返しを狙う。

 さらに、侮れない存在がJRAの5歳フェアリーポルカ(栗東・西村)。芝で重賞2勝、前走のマリーンC4着が初ダートだった。2度目の南関遠征で浮上なるか注目される。

続きを表示

2021年7月7日のニュース