【ラジオNIKKEI賞】強運だ！良血ボーデンが3分の1の抽選突破で出走へ！

6月30日に併せ馬で追い切ったボーデン（左）（撮影・西川祐介）
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　強運発揮だ！　出走すれば有力と目されていたボーデン（牡3＝木村、父ハービンジャー）がハンデ3位タイ3頭による“3分の1”の抽選を突破。見事にゲートインにこぎつけた。

　1番人気に推された前走のスプリングSは重馬場に泣いて3着。木村師は「ひどい馬場で厳しい競馬になって、申し訳なかった。疲れが抜けず、本番（皐月賞）に行けなかったのは残念だったが、無理をしなかった分、回復も早くて大事に至らなかったのは良かった」と振り返る。

　前々走の未勝利（東京芝1800メートル）は1分45秒2の超好時計勝ち。立場は1勝クラスだが、ポテンシャルは優に重賞級、いやG1級と言っても過言ではない。
　
　「春はここぞという時にワンパンチを欠いて、不運な面もあった。いい秋を迎えられるようなきっかけづくりができれば」と木村師。曾祖母がエアグルーヴ、祖母がアドマイヤグルーヴ。近親にはドゥラメンテやルーラーシップなどの名馬が居並ぶ、日本を代表する名牝系の出身だ。実りの秋を迎えるために、夏のみちのく決戦は譲れない戦いとなる。