【宝塚記念】ミスターX 牝馬3強から2頭をピックアップ!一角崩しは道悪巧者!?

[ 2021年6月27日 05:30 ]

 梅雨時の一戦らしく、宝塚記念(阪神11R)の最大のポイントは“どれぐらい馬場が悪化するか”だ。そこで肝心の天気予報はというと、これがどっちつかずだから実にもどかしい。結論から言えば、極端な道悪は考えづらいが、かといって高速決着もなさそうな感じか……。

 いずれにしても、本命はクロノジェネシスだ。1年前の宝塚記念の大楽勝が示すように、現役屈指の道悪巧者。一方、昨年の天皇賞・秋ではスタート直後の不利から巻き返して、アーモンドアイから0秒1差の3着。速い時計の決着でも“普通に”走れるのは心強い。阪神芝2200メートルはもちろん適条件。他馬が苦にする分、時計がかかった方がいいことは間違いないが、どんな状況でも大崩れはない。

 今回の最大にして唯一の不安材料は、初の海外遠征からの帰国初戦となる点。ただ、ノーザンファームしがらきから2日に帰厩後、CWコースできっちりと攻めをこなしており、動きも絶好調時と何ら遜色ない。帰国初戦という事実以外に、ケチを付けるところは何もない。無理に逆らうのは無謀と考え、強く信頼したい。

 相手はカレンブーケドール。いつ、どこで、誰と戦っても、自分の力を出し切るタイプ。3連複の軸という意味では、クロノジェネシスと双へきの信頼度がある。

 レイパパレはクロノとカレンをまとめて倒しても驚けないポテンシャルの持ち主。ただ、今回はマークされる立場になるし、折り合いの不安が完全に解消されたわけでもない。200メートルの距離延長となる今回、“勝っても驚けないが、馬券圏外に沈んでも不思議ない”とみる。

 3強の一角崩し候補は4頭。ユニコーンライオンはパドック、レースぶり、そして攻め気配に、充実ぶりがにじみ出ている。モズベッロは言わずと知れた道悪の鬼。重まで悪化するようなら、大阪杯(2着)の再現があるかも。そしてキセキ。3年以上も白星から遠ざかっている7歳馬だが、攻めの動きから衰えは感じられない。のびのび走れる大外枠もプラスだけに、ヒモには加えたい。もう1頭、アリストテレスは良馬場なら厚めに買う。
 
 馬券は3連複が本線。(7)と(10)の2頭軸で(1)(2)(9)(11)(13)の5頭に流す。高配狙いの3連単はフォーメーションで(7)(10)→(7)(10)→(1)(2)(9)(11)(13)の10点。(2)(7)(10)のボックス6点を押さえる。

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2021年6月27日のニュース