【宝塚記念】キセキ 福永と4年ぶりコンビ復活、最強鞍上で“勝ち運”今度こそ

[ 2021年6月21日 05:30 ]

4年ぶりに福永とコンビ復活のキセキ
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 競馬界は世の中よりひと足先にジェンダーレス時代に突入。上半期の総決算「第62回宝塚記念」も近5年で牝馬が3勝、ここ2年連勝中。今年は昨年覇者クロノジェネシス、レイパパレ、カレンブーケドールの“牝馬3強”の構図。G1・2着4回の実績馬キセキ(牡7=辻野)も少々肩身が狭いが、鞍上にダービージョッキー福永祐一(44)を迎え、遠ざかった「勝ち運」を呼び込みたい。

 4歳ジャパンC2着。5歳大阪杯、宝塚記念2着。6歳宝塚記念2着。馬名に引っかけて「奇跡の復活」を目指す…となりがちだが、冒頭の戦績が示すように菊花賞馬キセキは7歳になるここまで決して奈落に沈んだことはない。何かが足りないとすれば「勝ち運」か。

 勝利への最後のピースを埋めるべく、近4年でダービー3勝という最強の勝負強さを誇る福永祐一を鞍上に迎えた。騎乗は初めてではない。3歳時の17年7月500万下1着以来、実に4年ぶりのコンビ復活だ。1週前追い切りに騎乗してCWコース6F80秒6~1F11秒9とさすがの動き。福永は笑みを浮かべた。

 「サッと伸ばして、時計を出すというより心臓に負荷をかけた。変わってない。年を取ってもいい筋肉してる。筋肉が柔らかい」

 まだ菊花賞を勝つ前の、駆け出しのキセキを思い出しての比較が“変わっていない”。見栄えはもちろんだが、体のバネがいい馬。500キロの体をダイナミックに伸縮させて跳びの大きいフットワークを繰り出す姿は、3歳の頃と遜色がない。「ルーラーシップ産駒らしく気難しい面はあるけど、制御できる範囲。柔らかみがあるし、もう体はできている」と付け加えた。

 課題のゲートについては福永が金曜朝に駐立をチェック。「普通に出ていたし、雰囲気は良かった」と合格点のジャッジを与えた。

 キャリア30戦目。キセキを脚質で測ってはいけない。道中緩まない流れで息長く脚を使うなら、逃げても捲ってもいい。そのあたり百戦錬磨の福永がどう乗るか。冒頭のG1・2着4回のうち牝馬に敗れること3度。“牝馬3強”グランプリで、まとめて借りを返したい。

 ▽宝塚記念 ファン投票で出走馬を選出する有馬記念の「関西版」として60年創設。第1回は芝1800メートルで行われ、投票4位のホマレーヒロが優勝。66年から現行の2200メートル。レース名は阪神競馬場の所在地の宝塚市に由来。

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