【高松宮記念】ダノンスマッシュ 2組目の父子制覇達成!香港スプリントに続きG1連勝

[ 2021年3月29日 05:30 ]

高松宮記念で勝利したダノンスマッシュ(右から2頭目)
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 春のスプリント王決定戦「第51回高松宮記念」が28日、中京競馬場で行われ、2番人気のダノンスマッシュ(牡6=安田隆)がレシステンシアとの競り合いを制してG1・2勝目を飾った。前走の香港スプリントに続くG1連勝で国内G1は初勝利となった。13年にこのレースを制した父ロードカナロアとの父子制覇を達成し、00年のキングヘイローと09年ローレルゲレイロ以来2組目の快挙となった。鞍上の川田は土日重賞ジャック、史上9人目となるJRA重賞100勝を飾った。

 春の嵐を切り裂いて、香港G1ウイナーの意地を見せた。昼すぎから、雨風が強まり、芝は午前中の良から重へと悪化する。道悪に不安がのぞくダノンスマッシュにとって試練の桶狭間決戦となった。うまくスタートを切り、中団馬群の中から直線でスペースを割って、ゴール前はレシステンシアと併せ馬の形。川田の右ステッキに応えゴール前は首差、前に出ていた。土日重賞連勝を決めた鞍上は誇らしく振り返る。

 「馬場のことを考えればいい枠だったと思います。道中は気分良く、この馬の走りたいリズムで走ってくれればと思っていました。4コーナーの手応えは抜群に良かったですし、集中力を切らさずに走ってくれました。男馬の意地を見せてくれたなと思います」
 昨年は重賞4勝、12月の香港スプリントで待望のG1初制覇。6歳を迎えてパワーアップを遂げ、タフな馬場で勝ち切ってみせた。管理する安田隆師は興奮を隠さない。

 「ナイスプレーでした。馬場状態が良くなかったので、ジョッキーに任せるしかないなと思いました。父ロードカナロアは安田隆厩舎で走って大活躍してくれた。カナロアの子供でいい競馬をさせていただいて、感謝し切れないほどです」

 父も13年に高松宮記念を制しており、前走の香港スプリントに続く父子制覇を成し遂げた。師弟関係にある川田と安田隆師のタッグは昨年のホープフルS(ダノンザキッド)以来のG1勝利。川田は史上9人目、現役5人目となるJRA重賞100勝を飾った。「G1という大きな舞台、そして師匠である安田先生、お世話になっているダノックスの馬で迎えられたことが感慨深いです」と喜んだ。

 国内外でG1連勝、次のターゲットは再び香港へと向く。4月25日にシャティンで開催されるスプリントG1・チェアマンズスプリントプライズへの招待を受諾。状態に問題がなければ、参戦する方向だ。香港では父ロードカナロアの人気が高く、その息子にも注目が集まる。さらに大きな勲章を得た、たくましき日本のG1ウイナーがスプリント界を席巻する。

 ◆ダノンスマッシュ 父ロードカナロア 母スピニングワイルドキャット(母の父ハードスパン)15年3月6日生まれ 牡6歳 栗東・安田隆厩舎所属 馬主・㈱ダノックス 生産者・北海道新ひだか町のケイアイファーム 戦績23戦11勝(※うち海外2戦1勝) 総獲得賞金7億5914万8300円(※うち海外1億7479万5300円) 馬名の由来は冠名+相手を打ち砕く。

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