藤田菜七子が初めてのサウジアラビア初戦で2着健闘

[ 2021年2月19日 22:35 ]

藤田菜七子
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 サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で19日に行われた国際騎手招待競走「インターナショナルジョッキーズチャレンジ」に日本人として唯一、出場した藤田菜七子(23)は、第1戦で2着に健闘。スタートでやや出負けしたが、道中は後方外をじっくりと追走。直線は大外へ持ち出す。日本では見られない顔の下半分を覆うマスク姿で懸命に追い、インで粘った米国の名手・Mスミス騎乗の勝ち馬をじわじわと追い詰めた。

 これで勝ち点10を獲得。この後は4、6、7Rに騎乗し、シリーズ優勝を目指す。

 19年6月にスウェーデンで行われた「ウィメンジョッキーズW杯」で世界の女性騎手トップの座に輝いた菜七子。その手腕を評価され、昨年もサウジアラビアの同シリーズに参加予定だったが、直前の落馬骨折(小倉)で見送った経緯があった。今回の海外遠征は19年8月「シャーガーC」以来、自身5カ国目(地域含む)。初サウジで存在感を示す2着だった。

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2021年2月19日のニュース