【フェブラリーS】サクセスエナジー、“大先輩”サクセスブロッケンの誘導馬引退に花添える

[ 2021年2月19日 05:30 ]

 競馬場を去る“大先輩”に勝利を届けたい。現役時代にG1級を3勝し、12年から東京競馬場で誘導馬を務めるサクセスブロッケン(セン16)が、09年に自身も制したフェブラリーSを最後に引退して、鹿児島県のホーストラストで余生を送る。そんな節目の一戦に、同じく高嶋哲オーナーが所有するサクセスエナジーが参戦。北出師は「オーナーからもブロッケンの引退を聞いたよ」と明かし、いたずらっぽく笑った。

 「勝って、ブロッケンに花を添えたい。勝ったら、こっちが花を添えてもらうことになるかもやけどね」

 このレースは2年ぶりの参戦。前回は好位から失速して1秒5差の8着に終わったが、当時とは比べものにならないほど、力を付けている。「出来もいいし、何より最近は馬にやる気がある」とトレーナー。ブロッケンは上位から大きく離された6番人気での戴冠だった。同じく伏兵の立場から、番狂わせを狙う。

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2021年2月19日のニュース