【G1尼崎センプルC】丸野 3回目のG1制覇!2着馬場で“滋賀ワンツー”

[ 2021年1月18日 05:30 ]

王道VでG1・3度目の優勝を決めた丸野
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 ボートレース尼崎の開設68周年記念「G1尼崎センプルカップ」は17日、12Rで優勝戦が行われた。レースは丸野一樹(29=滋賀)がインから逃げ切り昨年1月からつ周年以来、3回目のG1Vを達成した。2着は馬場貴也で“滋賀ワンツー”での決着だった。

 スタート展示から抜群の気配を見せていた丸野は、本番でも文句なしの踏み込み。全艇がゼロ台で仕掛ける中で、イン丸野は「起こし遅れたり、失敗はしたくなかった」とコンマ04のタイミングで通過した。

 2コース藤岡がこん身の差しハンドルを繰り出し、イン艇の懐に一瞬入ったかに見える隊形。丸野が「ターンは失敗だった。でもモーターが良かったので舟も返ってきた。モーターのおかげで勝てました」と振り返るように、そこからの足が違った。一気に振り切って独走態勢に持ち込んだ。

 丸野が手にした56号機は、4優出の実績エンジン。「少し特殊だった。見たこともないペラの形。自分の調整をすることを心掛けました。バチッとは合わせ切れなかったけど、ゾーンの中には入れることができた」。初日後半から4連勝し、得点率トップを独走。頭一つ抜けた舟足で、他の追随を許さなかった。

 「今年の目標の一つが、予選をトップ通過して、(準優勝戦と優勝戦で)逃げを2回決めて優勝することだった」と丸野。その“王道V”を新年早々に達成した。「今年こそグランプリに出場したいです」と目標を掲げる湖国の気鋭は、年末の大一番を見据えている。

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2021年1月18日のニュース