【京成杯】グラティアス 重賞初V 2戦2勝!半姉レシステンシアほうふつ操縦性&スピード

[ 2021年1月18日 05:30 ]

京成杯を制したルメール騎乗のグラティアス(撮影・西川祐介)
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 東から良血の新星が誕生だ!3歳G3「第61回京成杯」が17日、中山競馬場で行われ、1戦1勝馬の1番人気グラティアス(牡=加藤征)が重賞初制覇。2週連続重賞VとなったC・ルメール(41)とのコンビで、半姉レシステンシアを思い起こさせる走りを披露した。一方、中京の「第68回日経新春杯」は7番人気のショウリュウイクゾ(牡5=佐々木)が重賞初勝利。3年目の団野大成(20)にとってもうれしい初タイトルとなった。

 好位を進むグラティアス。その目つきに覇気がこもる。不安げに周りを気にした初戦から一転、この日は戦いを理解した眼光だ。双眼鏡で愛馬の“戦う目”を確認したという加藤征師。「もう、1角を回るときにグッとまばたきをしてね。“凄くいい目つきで走っているな”と思いましたよ」

 道中は逃げる2番人気タイムトゥヘヴン、3番人気タイソウを見る位置。「ボクのポジションはおいしかった」とルメール。難なく折り合い、手応えも抜群だ。他馬が荒れた内を嫌った直線。大きな跳びでパワフルに内ラチ沿いを猛進する。後続を2馬身半突き放し、デビュー2連勝を決めた。ルメールは「この馬にとって凄くいい競馬でした。馬の後ろで我慢、リラックスできた。直線はすぐにトップスピードに届いたし、今日は楽勝でした」と笑顔を見せた。

 ハナで物見をし、ゴール直前で加速するチグハグな競馬だった初戦。それだけに非凡な才能が際立ったが、この日は集中力まで増した走り。同師は「元々調教ではそういう面は見せていなかったので、初戦は初めてのレースに戸惑っただけだと思う。それでなくとも2戦目の競馬は難しいのですが、冷静に走ってくれた」と称賛。体重は初戦から10キロ増えた。師は「少し中身が入ってきたということでしょう」と馬体の進化も強調した。

 半姉は19年阪神JFを制し、20年桜花賞&NHKマイルCで2着に好走したレシステンシア。その操縦性の高さとスピードは、クラシックで活躍した姉と重なる。ルメールは「クラシックに行くにあたって早めに重賞を勝つのは大事なこと。もっと良くなるし、できればG1で乗って勝ちたい」と大舞台を意識した発言。師は「レースはこれからオーナーと相談して決めます」と話すにとどめたが、当然、選択肢に入ってくるのは同舞台の皐月賞(4月18日、中山)。良血の天才肌が、すっかりたくましくなったまなざしで春の大舞台を見つめる。

 ◆グラティアス 父ハーツクライ 母マラコスタムブラダ(母の父リザードアイランド)18年4月6日生まれ 牡3歳 美浦・加藤征厩舎所属 馬主・スリーエイチレーシング 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績2戦2勝(重賞初勝利) 総獲得賞金4545万5000円 馬名の由来は感謝(ラテン語)。

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