【有馬記念】クロノジェネシス95点 筋肉増し円熟味 リスグラシューを思い起こす進化ぶり

[ 2020年12月22日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

<有馬記念>筋肉量だけでなく円熟味も増したクロノジェネシス
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 クロノジェネシスの被毛には冬毛が目立っていますが筋肉は全く落ちていません。レースを重ねながら筋肉量を増やし、着実に進化しています。特にトモの張りが凄い。3歳春のクラシック時には430キロ台前半だった体重が3歳秋には450キロ前後に増え、この2戦は464キロ。トモのボリュームアップがそのまま体重増につながったのでしょう。各部位が機能的にリンクした無駄のない骨格に柔軟で豊富な筋肉が備わった。昨年の有馬記念で有終の美を飾ったリスグラシューを思い起こす進化ぶりです。

 秋の天皇賞時よりも余裕のある顔つき。ハミをゆったりと受けながら穏やかにたたずんでいます。筋肉量だけでなく円熟味も増してきました。

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2020年12月22日のニュース