【新潟新馬戦】アパパネの娘アカイトリノムスメ出陣!父はディープ、両親合わせてG1・12勝

[ 2020年7月29日 05:30 ]

<新潟新馬戦>美浦トレセンで調教したアカイトリノムスメ (撮影・西川祐介)
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 超良血馬アカイトリノムスメ(牝=国枝)が新潟日曜5R新馬戦(芝1600メートル)でデビューする。父は7冠馬ディープインパクト、母は10年牝馬3冠などG1・5勝のアパパネ。全兄3頭も活躍しており、話題性&注目度は抜群だ。先週のデビューも視野に入っていたが、満を持して1週スライド。万全の態勢で初陣に臨む。

 ついに、注目の良血馬がデビューする。父ディープインパクト、母アパパネ、計G1・12勝の3冠配合から生まれたアカイトリノムスメ。馬名はそのまま「アパパネ(ハワイに棲息する赤い色の鳥の名称)の娘」という意味だ。全兄3頭はいずれも現役で3勝以上をマーク。初の牝馬となる同馬にも大きな期待が集まる。

 小柄な馬体だが、良血馬のオーラは十分。アカイトリノムスメは両後脚と左前脚が白く、両後脚が白いアパパネの子らしさもしっかり感じる。母も管理した国枝師はセールスポイントを問われると「良血」と笑うが「母とは似てない」とも。性格面では「アパパネもおとなしかった。この子もおとなしいよ」と遺伝子を受け継いでいるが、走り方など現段階では似ている部分はあまりないという。

 430~440キロの小柄な馬体で「デビュー前の母とは違う。母はマッチョだったけど、こっちはマッチョじゃないね」と師。ただ「母は新馬戦(3着)で目覚めてなかったけど、こっちはディープだから気が前向きでいい。今のところはアパパネより気はいい」と話し、“初戦から”の手応えもうかがえる。

 ここまで順調に調教を重ねてきた。先週は新馬戦で騎乗予定の戸崎を背にWコースで5F68秒2~1F12秒7(馬なり)と軽快なフットワークを披露。先週の出走も考えていたが1週スライド。母も担当した厩務員が担当するなど万全の態勢を敷いている。「騎手の感触もいい感じだった。入厩してきた時より、いくらか体はしっかりしてきた。だいぶ乗り込んで、良くなっているとは思う」と師。開幕2週目の新潟は芝も良好。「切れるような馬がいい。この子も切れると思うよ」とデビューVへの期待を寄せていた。

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2020年7月29日のニュース