森VS矢野 区切りの大記録で明暗…森は3000勝達成に「ホッ」 矢野はリーチから28連敗に

[ 2020年7月17日 05:30 ]

地方3000勝を達成した森(千葉県競馬組合提供)
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 【地方からの風】16年から南関東リーディングのワン・ツーを独占している森泰斗(39=船橋)と矢野貴之(35=大井)の2人。今週の川崎開催で注目されたのは、それぞれ区切りの大記録へ森が3000勝にあと2、矢野が1600勝へあと1として臨んだことだった。

 先に達成したのが森。13日に王手をかけると翌14日、それから7戦目で達成した。それでも「数字を意識して足踏みした。達成してホッとしている」と表情を緩めたが、これまで2万回以上も騎乗しているジョッキーでもプレッシャーを感じていた。

 森は98年に足利(所属)でデビュー。00年に引退、厩務員を経て01年6月に再デビュー。足利、宇都宮競馬の廃止により05年船橋に移籍、6月に南関東でデビューし現在に至っている。デビューから22年、まさに“いろいろあった”騎手人生。それだけに「たくさんの人にお世話になった。追い詰められたりした経験があって精神力がついた。今は体の不安もないし、精神的にも楽。この10年、日本で一番乗ってきたという自負もあるし、働いてきた。努力が実った」と充実感あふれるまなざしで振り返ったのが印象に残った。

 明暗を分けるように矢野は…プレッシャー!?リーチをかけてから28連敗。ガンバレ!!矢野!! (矢内 浩美) 

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2020年7月17日のニュース