【函館記念】橋田満師 全10場重賞V今年こそ!昨年大敗デヴィアス妹ロマンス&弟ロングで挑戦

[ 2020年7月17日 05:30 ]

JRA全10場重賞制覇に挑む橋田満師
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 橋田満師(67)が調教師7人目のJRA全10場重賞制覇に今夏も挑む。昨年の函館記念は前哨戦・巴賞を制したスズカデヴィアスで挑んで16着。あれから1年がたって、今年は2頭出し。7歳を迎えたレイホーロマンスと6歳のスズカロング。実はこの2頭、デヴィアスの妹と弟。函館で陣頭指揮を執る橋田師は感慨深い表情で切り出した。

 「全10場重賞制覇?そうなってくれたらいいですけど。もし、どちらかが勝ったらドラマみたいですね」

 3代母ローズオブスズカ(半兄は英ダービー馬ドクターデヴィアス)は永井啓弐オーナーとアイルランドに出向き、セリで購入した。直子スズカフェニックスは07年高松宮記念でG1制覇。その名血はスズカデヴィアスきょうだいに継承された。デヴィアスは昨夏の函館記念後、豪州を転戦したのは記憶に新しい。

 「このきょうだいはみんな奥手。長い間、頑張ってくれます。2頭とも軽ハンデ(51キロ)なので、その辺りに期待しています」

 ちなみに姉レイホーロマンスの「レイホー」は永井オーナーの冠号スズカ=鈴鹿山脈の「霊峰」が由来。脈々と受け継がれてきた血が偉業達成を後押しする。

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2020年7月17日のニュース