ディープ“ラスト世代”人気殺到!「ショウナン」国本氏 1歳セリ史上最高額5億1000万円で落札

[ 2020年7月14日 05:30 ]

セレクトセール2020開幕 ( 2020年7月13日    北海道苫小牧市・ノーザンホースパーク )

<セレクトセール2020>5億1000万で落札されたシーヴの2019(C)Japan Racing Horse Association
Photo By 提供写真

 日本最大級の競走馬セール「セレクトセール2020」が13日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開幕した。初日は1歳セリが行われ、ラスト2世代となったディープインパクト産駒に人気が集中。「ショウナン」の冠名で知られる国本哲秀氏が1歳セリ史上最高額となる5億1000万円(税抜き)で同産駒の「シーヴの2019」(牡)を競り落とした。14日は引き続き当歳セリが行われる。

 新型コロナウイルス対策で例年のような拍手、歓声はない。それでも、昨夏に急死したディープインパクトの産駒が登場すると会場は熱気に包まれた。最高潮は上場番号114。米G1ケンタッキーオークスの勝ち馬キャスリンソフィアの半弟「シーヴの2019」の目の前で激しいコールの応酬が繰り広げられた。1億円スタートからノンストップで値は上がり続け、史上3位の5億1000万円でハンマー。1歳セリのレコードを塗り替えた。

 落札したのはJRA・G1・5勝の「ショウナン」軍団。同馬のみを競り落とした“一頭入魂”の国本オーナーは「何度も下見をして、最初からこの馬に決めてました。行けるだけ行こう、と。10億円までは降りないつもりでした。自分もあと何年、馬主をできるか分からないからね」と安どの表情。同じディープ産駒のショウナンパンドラでジャパンCを制している。

 ディープ産駒は当歳がラストクロップとなるが、同世代の種付けは24頭のみ。14日の当歳セリにも上場がない。来年の1歳セリに上場される可能性は残されているが、国内で113頭誕生(血統登録は109頭)の現1歳世代にかかる期待は大きい。この日は13頭が上場され、うち9頭が1億円を超えた。

 空前の高額ラッシュに、主催の日本競走馬協会理事でノーザンファーム代表の吉田勝己氏も「ディープの子供がほぼ最後とはいえ、驚きました。久しぶりにしびれました」と驚きを隠さない。現役時代にディープを鍛えた池江泰郎元調教師は「ディープは死んでしまったけど、子供は活躍しているし、セリでも注目を浴びてうれしいですね。今回も、ディープらしい素軽い動きをする馬がいっぱいいましたよ」と目尻を下げた。この日取引された馬たちのデビューは来年6月以降。今春、無敗で2冠を達成した“最高傑作”コントレイルを超えるディープ産駒が誕生する可能性も大いにある。

続きを表示

この記事のフォト

「関屋記念」特集記事

「小倉大賞典」特集記事

2020年7月14日のニュース