【NHKマイルC】タイセイビジョン、しまい重点12秒6　1週前も馬なり調整

坂路を単走で駆け上がるタイセイビジョン（撮影・坂田　高浩）　
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　“Vビジョン”はくっきりと見えている。タイセイビジョンはアーリントンCを制して中2週。もう踏み込んだ調整は必要ない。追い切りは坂路でしまい重点。しまいだけ軽く促され、4F54秒3～1F12秒6をマークした。菊本助手は「前走でしっかり仕上げましたからね。1週前は馬なり軽めでやったけど、今週も同じような形でやりました。カイバはいつも通り食べていますね。追い切った後も食べていたし、問題ないです」と順調をアピールする。

　アーリントンCは朝日杯FS2着以来の実戦だった。10キロ増は成長分。馬群の中で折り合いを付け、直線は内を突いた。鞍上の試したかったことを実践でき、収穫の多い勝利だった。

　「いいレースだったし、どういう流れでも最後までしっかり走ってくれます。前走もマイルでうまく乗ってくれた。ジョッキーに任せるだけです」

　石橋はアーリントンCを含め、4月だけでマイル重賞3勝。ノリノリの鞍上が、気鋭厩舎のG1初Vを華麗にエスコートする。