【飯塚・オールスター】荒尾 地元で連覇!5番手から追い上げ独走「エンジンは100点だった」

[ 2020年4月30日 05:30 ]

SG第39回オールスターで優勝した荒尾聡
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 飯塚オートレース場のSG「第39回オールスター・オートレース」(優勝賞金1300万円)は29日、最終日12Rで枠番選択による0Mオープンの優勝戦(5100メートル=10周)が争われ、荒尾聡(38=飯塚)が優勝した。前回大会(浜松)以来通算4回目のSG制覇をタイトル連覇で飾った。2着は青山周平、3着は篠原睦だった。同タイトル史上初のナイター開催で行われた今シリーズ。人気と実力を兼ね備えたスターライダー荒尾の顔がナイター照明に映えた。地元SG優勝戦は過去8度の挑戦で4度の準V。「一番の念願。飯塚オートを見て育った。飯塚で獲るのが一番の恩返し」。悔しさを乗り越えて涙ぐんだ。1枠で迎えた大一番。トップスタートこそ切れなかったが「なんとかVしたい。エンジンは100点だった」。5番手から追い上げ、4周回でサトマヤ、5周回で篠原をさばいて独走態勢。Vゴールを駆け抜けた。

 前回大会は雨走路で底力を発揮し、令和初のSG覇者としてその名を刻んだ。無観客開催は続くが「SG、G1関係なく走らせてもらえるありがたみを感じながらレースしていく」。年末のスーパースター王座決定戦トライアル戦へこのまま突っ走る。

 ◆荒尾 聡(あらお・さとし)1981年(昭56)6月28日生まれ、福岡県行橋市出身の38歳。飯塚支部所属。01年4月1日登録の27期生。同期は前田淳、角南一如、加賀谷建明、重富大輔ら。通算58V(SG4V、G1・9V、G2・8Vを含む)。1メートル70、60キロ。血液型B。

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2020年4月30日のニュース