【大井・羽田盃】ホイヤーまず1冠!山崎誠&岩本師ダービー連覇へ視界良好

[ 2020年4月30日 05:30 ]

<大井11R>南関トリプルクラウン1冠目の羽田盃を圧勝したゴールドホイヤー(※TCK提供)
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 南関東牡馬クラシック第1弾「第65回羽田盃」(S1)が29日、大井競馬場で行われた。4番人気のゴールドホイヤーが直線2番手から抜け出し優勝した。手綱を取った山崎誠、岩本師ともに同レース初制覇となった。同馬には「第22回ジャパンダートダービー」(G1、7月8日、大井)の、また同馬と2~5着馬までに「第66回東京ダービー」(S1、6月3日、大井)への優先出走権が与えられた。

 好スタートから前をうかがうと強引に行ったファルコンウィングの直後2番手できっちり折り合った。「想定より前のポジションになった」(山崎誠)と振り返ったが、終わってみれば前半のペースが上がらなかった分、末脚温存という形でこれが直線の伸びにつながった。絶好の手応えから馬場の真ん中でゴーサインが出されると一気に後続を突き放して「1冠」ゴールに飛び込んだ。

 「初めての騎乗だったが、折り合いさえつけられれば最後は伸びてくれると思っていた。本当にその通りだったし、これで権利をつかんだ次のレースでも結果を出したい」と山崎誠は満面の笑み。

 岩本師も「一番の目標はダービーでしたので、今回は思った以上にいい結果でした。成長してくれて、馬も前向きになった。次に向けては、馬と相談しながらうまく調整できれば」と自信を見せた。2人が言葉を合わせた「次」とは東京ダービー。山崎誠―岩本師のコンビはそれを昨年ヒカリオーソで制したばかり。この日の勝ちっぷりで2人にとっての“ダービー連覇”という偉業達成への視界がグッと広がってきた。

 ◆ゴールドホイヤー 父トランセンド 母ベルグポルカ(母の父ピルサドスキー) 牡3歳 川崎・岩本洋厩舎 馬主・岡田初江氏 生産者・北海道新ひだか町の静内酒井牧場 戦績7戦5勝 総獲得賞金5622万5000円。

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2020年4月30日のニュース