【天皇賞・春】フィエールマン 中18週は“誤差”も…心配なのは当日の馬場

[ 2020年4月30日 05:30 ]

<天皇賞(春)>美浦トレセンで調教したフィエールマン(撮影・西川祐介)
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 【取捨選択・フィエールマン】フィエールマンは2戦目の山藤賞(1着)以降、国内で出走した7戦全てが中10週以上での臨戦。つまり必ず2カ月半以上の間隔を空けてレースに臨んでいる。唯一、昨秋挑戦したフランスG1凱旋門賞だけが中6週。初の海外遠征や極悪馬場などが敗因とされたが、この馬にしては間隔の詰まった臨戦過程も影響したかもしれない。

 今回は中18週。これまでで最も長い間隔での臨戦だが、この馬にとっては誤差の範囲だろう。前年の有馬記念から直行で優勝した馬はいないが、ジンクスを破る可能性は高い。菊花賞、昨年の天皇賞・春をルメールで制しており舞台、鞍上には文句のつけようがない。昨年と比べて特段に相手が強くなった印象もなく、連覇はそれほど難しくない。

 一点だけ、気になるのは当日の天気。まだ流動的だが傘マークもチラホラ見え始めた。ステイヤーというよりは京都の高速馬場への適性でライバルを封じてきた印象。道悪になってしまうと、戦力ダウンは否めない。

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2020年4月30日のニュース