【多摩川・G1ウェイキーC】毒島、独走G1・10V!賞金ランク4位に浮上

[ 2020年4月17日 05:30 ]

G1ウェイキーカップ優勝戦を逃げ切り、賞金1000万円を獲得した毒島
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 ボートレース多摩川のG1「ウェイキーカップ開設66周年記念」は16日、12Rで優勝戦が行われた。1号艇の毒島誠(36=群馬)がインから押し切って快勝。18年11月の鳴門ダイヤモンドカップ以来10回目のG1制覇を飾り、優勝賞金1000万円を獲得した。

 最後の最後まで誰にも影を踏ませなかった。初日ドリーム戦を制して得点率単独トップに立った毒島は、2日目以降も並ばれることなく予選を1位通過。準優を鮮やかに逃げ切ると、優勝戦もコンマ02のトップスタートを踏み込んで1Mで決着をつけた。「02?ウソ!?鳥肌が立っちゃった」。タイミングを知って驚くように笑ったが、まさに完勝と言えるレース運び。「足は今日が一番良かった」と満足そうに振り返った。

 この優勝により来年3月に行われるSGクラシックの出場権をゲット。賞金ランクも18位から4位まで上昇し、毎年の目標に掲げている6位以内でのグランプリ参戦に前進した。ただ、やはり気掛かりは新型コロナウイルス感染拡大と無観客開催。「個人の目標はいつも通り。それよりも早くファンの方がレース場に戻って来られる状態になってほしい。それが何より選手も関係者もうれしいはず」と真情を吐露した。

 レース後には「賞金の一部を日本財団(の災害復興特別基金)を通して寄付します」と表明。現状をただ嘆くだけではない。すぐに行動に移した。トップレーサーとしての自覚を胸に、今後も道を模索しながら歩み続ける。

 【次走】優勝した毒島誠と佐藤隆太郎の次走は21日からの戸田一般戦。永井彪也、木下翔太らと激突する。松井繁は21日から津PG1マスターズチャンピオンに参戦。昨年優勝の今垣光太郎や浜野谷憲吾、吉川元浩ら実力者と覇権を争う。篠崎元志は21日から若松スポーツニッポン杯に出場。平田忠則、池永太、篠崎仁志らが相手。須藤博倫は5月1日からの戸田一般戦。平石和男、中沢和志、中田竜太らが参戦。桐生順平は22日から芦屋一般戦で坂口周、井口佳典らと相まみえる。

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2020年4月17日のニュース