稲垣厩舎、スタッフPCR検査 所属馬3頭競走除外

[ 2020年4月11日 05:30 ]

 JRAは10日、9日夜に稲垣幸雄師から厩舎スタッフが発熱を伴う体調不良を訴え、医師の勧めによりPCR検査を受けたと報告があったことを公表した。同スタッフは現在、自宅待機している。検査の結果はまだ出ていないが、新型コロナウイルス感染予防のため、同厩舎に所属する今週末の出走予定馬3頭を競走除外とした。対象は土曜のニシノヴァリアント(中山2R)、ショウナンマトイ(同4R)、ホウオウカーニバル(福島5R)。日曜は出走予定馬がなかった。

 JRA広報の担当者は「関係者に聞き取り調査を行い、稲垣厩舎のスタッフの方と接触した騎手や他厩舎のスタッフがいなかったため、今週末の開催は通常通りに行います」と説明。10日朝は同厩舎のみ、調教時間をずらして馬場を使用。他厩舎のスタッフとは接触しないようにする措置が取られた。

 JRAでは、9日までに職員4人が新型コロナウイルスに感染。厩舎スタッフに感染者が出れば初めてのこととなる。

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2020年4月11日のニュース