たてがみ切断、55歳女を逮捕…タイキシャトル昨年9月に被害

[ 2020年3月28日 05:30 ]

たてがみの一部が何者かに切り取られたタイキシャトル
Photo By 共同

 北海道警門別署は27日、日高町の牧場で、国内外でG1・5勝を挙げ競馬の殿堂入りをしたことで知られるタイキシャトル(牡26)のたてがみの一部を切り取ったとして、器物損壊の疑いで、埼玉県川口市の無職田中和世容疑者(55)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年9月13日午後、日高町の牧場「ヴェルサイユファーム」で、タイキシャトルのたてがみ長さ15センチ、幅8センチを鋭利な刃物で切った疑い。道警は田中容疑者の認否を明らかにしていない。

 道警や牧場によると、同15日早朝に牧場の岩崎崇文社長(27)がブラッシングをした際、たてがみに鋭利な刃物で切り取られた跡があるのを発見。10年ジャパンC優勝のローズキングダムのたてがみも切られており、道警が関連を調べている。

 同牧場は事件を受け、200万円以上の費用をかけて防犯カメラを設置した。岩崎社長は「ようやく逮捕につながった。今後の抑止力になるといい」と話した。

 北海道では昨年9月、同町の日西牧場でも93年菊花賞馬ビワハヤヒデ、浦河町のうらかわ優駿ビレッジAERU(アエル)で同年ダービーを勝ったウイニングチケットのたてがみが切られる事件があった。

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2020年3月28日のニュース