JRA史上初 G1無観客開催 戦時中の1944年菊花賞以来76年ぶり

[ 2020年3月27日 05:30 ]

無観客の中、周回する出走馬(撮影・亀井 直樹)
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 JRAは26日、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から今週28、29日の中山、阪神、中京開催も引き続き無観客で行うと発表した。29日の高松宮記念も無観客競馬に。G1の無観客は1954年のJRA創立以降、史上初めて。創立以前にさかのぼると、終戦前年の1944年菊花賞(能力検定競走)以来76年ぶり。戦後初のG1級無観客競走となる。

 無観客での競馬はこれで5週目。JRAはG1について、優勝馬の口取り撮影は通常通り行い、表彰式も優勝馬主のみ参加できる方針を示したが、日本馬主協会連合会はすでに馬主の競馬場への入場自粛を決定している。

 なお、ウインズ、エクセル、パークウインズ、J―PLACEへの入場、発売、払い戻しは引き続き取りやめ。中央競馬の発売、払い戻しは電話・インターネット投票のみ。

 ▼藤沢和師 こんな状況下なので競馬をやらせてもらっているだけでもありがたい。危機感を持って頑張るしかない。
 ▼木村師 こういった事情の中で競馬を開催させていただくだけで、調教できるだけで幸せだと感じています。G1に参加させていただいている幸せを感じながらやっていけたら…。
 ▼福永 やっぱりファンの皆さんがいないと寂しい。仮に勝たせてもらったとして、その時に一番それを感じるんだと思う。
 ▼幸 GIでファンファーレが演奏される時の、あの雰囲気が僕は好きなんです。レース後のウイナーズサークルもファンの皆さんがいないと盛り上がらない。寂しい。
 ▼和田 仕事をさせてもらっているだけでもありがたい。馬は元気ですからね。

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2020年3月27日のニュース