【ファルコンS】シャインガーネット快勝!16年ぶり牝馬V 田辺「期待していたんです」

[ 2020年3月14日 16:35 ]

<中京11R・ファルコンS>ゴール前の叩き合い制し1着のシャインガーネット(撮影・後藤 大輝)
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 実力派の牡馬をまとめてねじ伏せた。3枠6番からポンとゲートを出たシャインガーネット(牝3=栗田、父オルフェーヴル)は道中5、6番手で折り合いに専念。絶好の手応えで直線へ。外に出して進路を確保するとエンジン全開!雨上がりの重い芝を苦にすることなく前をとらえ、最後は内で抵抗するラウダシオンに1馬身半差で重賞初制覇のゴールを駆け抜けた。牝馬の勝利は01年ルスナイクリスティ、04年キョウワハピネス以来、16年ぶり3頭目。田辺がパートナーをたたえる。

 「正攻法でいくと味がないし、前に壁をつくりました。フットワークがいいし、もともと稽古でメチャクチャ動くから期待していたんです」

 15日に阪神に組まれている牝馬限定のフィリーズレビューには登録せず、ここ一本に絞ってきた。栗田師は「正直、前走(フェアリーS2番人気4着)の敗因がつかめなくて…。左右の回りはそんなに気にしていないけど、もう一度、左回りの走りを見たくて中京にしました」と2走前の赤松賞に続く左回りでの勝利に笑顔。賞金を加え、G1への道を切り開いた。再び右回りにチャレンジして桜花賞(4月12日、阪神芝1600メートル)か、それとも左回り狙いでNHKマイルC(5月10日、東京芝1600メートル)か。次走は「様子を見て考えます」と話すにとどめたが3歳マイル戦線に新たな女王候補が誕生した。

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2020年3月14日のニュース