等身大の“菜七子” 解き明かされる「自分のことが嫌い」な理由

[ 2019年12月29日 05:00 ]

関西テレビ・フジテレビ系のスポーツドキュメンタリー「騎手 藤田菜七子 22歳のホンネ デビューから4年間に密着」に出演の藤田菜七子
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 関西テレビ・フジテレビ系特番「騎手 藤田菜七子 22歳のホンネ デビューから4年間に密着」(関東地区29日深夜1・20、関西地区30日後2・50)でJRA・藤田菜七子騎手(22)にスポットを当てる。ナレーターは女優の葵わかな(21)。

 19年の中央競馬界は「藤田菜七子の年」といっても過言ではない。JRA女性騎手として初のG1レース騎乗を始め、6月30日にはスウェーデン・ブローパーク競馬場で開催された「ウィメンジョッキーズワールドカップ」で2勝を挙げて、総合優勝し、女性騎手世界一に輝いた。さらにはG3「カペラS]で重賞初制覇も達成した。今や武豊騎手と並んで競馬界で最も注目を浴びる存在となった。22歳の若さで「女性騎手初」というハードルを越え続ける。その幼少期や騎手学校時代の貴重映像、デビューからの4年間、等身大の“菜七子”に完全密着した。

 藤田は「19年はたくさんのことを経験させていただいた1年でした。学ぶことができた1年だったかなと思います。一番印象的な出来事は、初めて乗せていただいたG1・フェブラリーSのコパノキッキングに騎乗したレース」と振り返った。コパノキッキングとの出会い、馬主のDr.コパこと小林祥晃氏(72)ドクターコパとの知られざる信頼関係、コパノパッキングと勝利するまでの道のり、苦しい日々での胸中を語った。

 最前線を走り続ける藤田を支えるもの、今後、目指す姿を藤田が明かし、取材を通して気づいた「自分のことが嫌い」という意外な感情の理由も解き明かす。

 ナレーションを務める葵は収録後「藤田さんの顔も身体つきも発言も表情も、大人の女性に変わっていく様が全部このドキュメンタリーに込められていますね。戦士のようになっていく感じが印象的でした」と見どころをアピール。「同年代に思えないような肝の座り方がすごくかっこいい。同世代で最前線を走っている人がいるんだと思うとすごく励みになります」と力強く語った。

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