【三国・ヤングダービー】超イケメン新スターだ!彪也 G1初Vで地元SG出場権ゲット

[ 2019年9月24日 05:30 ]

第6回ヤングダービーを制し、トロフィーを手に笑顔の永井彪也
Photo By 共同

 三国ボートのプレミアムG1「第6回ヤングダービー」は23日、12Rで優勝戦が行われた。1号艇の永井彪也(26=東京)がイン逃げでG1初優勝を達成した。賞金1100万円を獲得しランキング36位に急浮上。SGチャレンジカップ(11月19~24日、桐生)出場を視野に入れた。さらに来年地元平和島で開催するクラシック(20年3月17~22日)の出場権利を獲得。目の前にSGロードが広がった。

 “絶世のイケメン”は強く、たくましかった。永井はインから1艇身残しの的確なスタートを切ると、2コースの福田のツケマイをガッチリとセーブ。あとはゴールに向かって突き進むだけだった。

 「スタートは全速で行けました。2番(福田)が特訓から気配があったので“来るかな”とは思っていたので、イメージ通りのターンができました」

 この日は台風接近に伴う水面コンディション不良により安定板装着。2日目に安定板が着いたときは感触が悪かったが、優勝戦の朝は調整を合わせることに万全を期して成功。「いい仕上がりで行けました」と胸を張った。

 今節は唯一のオール3連対と、崩れない強さが光った。「彪也(ひょうや)」という名前は「動物のヒョウのように強くたくましい人間になってほしい」という両親の願いを込めて付けられたが、まさにその思いに応えた格好だった。

 師匠・中野次郎の軌跡をたどっている。中野は前身の新鋭王座決定戦(06年からつ)でG1初V。これを皮切りにG1は5回制している。永井も師匠のように東京支部の中心選手としての存在感を示していこうという意気込みだ。

 G1優勝に伴って来年3月のSG平和島クラシック出場権を獲得。SG初出場だった17年8月の若松メモリアル以来のSG出場となりそうだが、11月のSG桐生チャレンジカップ出場も視野に入る。優勝賞金1100万円を加算して賞金ランクを36位へと浮上させたからだ。

 「師匠と出たいですね。前に電話をしたときに“頑張ればチャレンジカップに行けるんじゃないか”と言われて、意識はさせられていました」

 まだ26歳。さらに上のステージで大暴れを見せるのはこれから。ヒョウのような快足で階段を駆け上がっていく。

 ◆永井 彪也(ながい・ひょうや)1992年(平4)11月15日生まれ、東京都出身の26歳。東京支部所属の109期生。11年11月平和島一般戦でデビュー。14年12月戸田一般戦で初優勝。通算5V。同期に大上卓人、島村隆幸、丸野一樹ら。身長1メートル65。血液型A。

続きを表示

この記事のフォト

2019年9月24日のニュース